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WORKS施工事例

2024年2月21日

運転手編 その4

おはようございます
本日は「運転手編 その4」としてエンジン、ミッションについてお話します。
最近は自動車関係の技術も円熟し、非常に使いやすく長持ちするようになりました。ですがやはり定期的なメンテナンスを怠ったり間違った使い方をするとその性能を充分に発揮できません。

まず乗車前の始業点検ですね。
多分やってる方は殆どいないと思われますが(笑)

これは運転者のがすべき道路運送車両法に基づく義務です。

といっても、「毎日」ではなく「必要に応じて」ということなんですがね(笑)
点検項目としては、水、オイル、タイヤでしょうか?

水については以前「その2」でお話ししたとおりリザーブタンクに冷却水があるからといってラジエーターにもある、とは限らないのでエンジンが冷えているときにたまには確認してあげて下さい。

オイルについては「その3」で説明したとおり適切な時期での交換を忘れずに行いましょう。
タイヤは乗る前にはモチロン毎回確認した方がいいですね。

さて、エンジンについてですが、よくありがちなのは
暖気運転をしない人が多いということです。
まず、ビストンもシリンダーも金属で出来ています。
シリンダーは鉄ですがピストンは大抵アルミです。
アルミは鉄に比べて倍以上の熱膨張率があります。
つまり温まると膨らむんですね。
と、いうことはエンジンが冷えてるときはそれを計算してピストンはシリンダーに対して小さいということです。
エンジンが暖まればピッタリサイズに膨張したピストンがシリンダーの中をスムーズに往復します。
でも、エンジンを掛けた直後は直径の大きなシリンダーの中を直径の小さなピストンが斜めに傾きながらガタゴトと往復してるんです。
当然シリンダーもピストンもガタつきがでて異常摩耗します。
そんな状態で走り出せばその負荷は全てピストンとシリンダーにかかります。

えらいこっちゃですね(笑)

 

ですから思っている以上に暖気運転は必要なんです。
急ぐなら例え1分でも構いません。先々車のトラブルを防ぐためにも暖気運転をしてあげて下さいね?

長々続いた運転手編もひとまず終了と致します。
まだまだ話し忘れたこともあると思いますので、思い出したらまたお話したいと思います。

お付き合い頂き有難う御座いました。
最近とみに忘れっぽいLでした(笑)

#車#安全#整備