WORKS施工事例
2024年1月23日
運転手編 その2
おはようございます
えー前回の話は脱線を繰り返しましたので(笑)、今回こそ続編の「運転手編 その2」をお話するぞー、と取り敢えず心に誓うLです(笑)
さて、前回の運転手編では「安全に届ける」のタイヤについてのお話でした。
今回はトラック自身の点検についてお話します。
整備に詳しい方ならご存知かと思われますが、
ガソリンエンジンの3要素として「良い混合気、良い圧縮、良い火花」
があげられます。
まーたいていの場合トラックはディーゼルエンジンなのでスパークプラグがありません。なので良い火花は関係ないですね(笑)
そういえば軽油は軽自動車に入れる油だと思ってる方がいるそうですね?
発想は面白いですがちょっとベクトルが傾いてます(笑)
閑話休題
で、その軽油なんですが成分的に灯油とほぼ同じです。
軽油から硫黄成分を減らしクマリンって物質を足すと灯油になります。
でも灯油と軽油では価格が違いますよね?
はい、それは全て税金のせいです。
軽油には、1リットルあたり32.1円の軽油引取税、2.8円の石油石炭税が課せられ、さらに軽油本体価格と石油石炭税に消費税10%が課せられることとなります。
半分弱は税金って事です。
しかも、石油石炭税にも消費税がかかります。
ハッキリと二重課税です。
税金を払うのに税金が掛かる。
おいおいってヤツですね(汗;)
で、最近は余り聞かなくなりましたが、ディーゼルエンジン(トラック)に灯油を入れて走るってのがありました。
脱税ですね?(笑)
悪法もまた法なりって言いますから、脱税はダメですね(笑)
というか、エンジンにとっても悪いんです。
ディーゼルエンジンの噴射ポンプは軽油で潤滑されています。灯油は軽油に比べて潤滑性能が低いのでポンプが焼けてしまいます。
車種にも依りますが修理代を含めずにポンプ単体でも40万円ほどしますから多少燃料費が浮いたところでポンプを壊したら意味ないですね(笑)
さて次に冷却水ですがこれはクーラントを入れるだけなので特になんちゃいうこともありません(笑)
まぁ、当然水が少なくなればオーバーヒートするんですが、少なくなる原因が問題ですね。
正常ならほぼ減りません。
減ってるならどこからか漏れてます。
普通ならプリーザータンクの残量で確認します。このブリーザータンクを予備タンクみたいに思っている方が多いようですがそうではなく、ラジエーター内の空気を抜くためにあります。
まぁ空気が、抜けたあとブリーザータンク内の冷却水がラジエーター内に入りますから、一応予備タンクといえなくもないですね(笑)
ただ、その機能が正常に動作するのはラジエーターキャップが正常な場合です。
ラジエーターキャップのパッキンはゴムなので当然劣化します。
すると気密を保てなくなりブリーザータンクの冷却液を吸えなくなります。
ラジエーター本体やホースに穴が空いても同じ事になります。
そうするとブリーザータンクには冷却水があるのにラジエーター内には冷却水がないという状態になります。
で、オーバーヒートすると。
って事なので月1くらいはラジエーターキャップを外して中を覗くのもアリですね。
ご存知かと思われますがエンジンが熱いうちはラジエーターキャップを開けないで下さいね?
大やけどする可能性がありますので(汗;)
次回はオイルについてのお話をする予定です。
まぁ私の場合
予定は未定でバシバシ?変更なので、期待しないでお待ち頂ければ幸いです(笑)
#点検#安全#冷却水#車