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WORKS施工事例

2023年12月25日

運転手編 その1

おはようございます

ついこの前まで暑い暑いと思っていたのが、気が付けばもう年の瀬です。
歳を取れば取るほど時が流れるのが早く感じます。
子供の頃は1年過ぎるのに3年くらい掛かっていた気がするのですが、今や1年は半年くらいの感覚のLですww

当然歳をとれば当然色々な失敗も重ねていくのですが、それも経験と前向きに考えています。
かのトーマス・エジソンも
「私は失敗をしたことが無い。ただ一万通りの上手く行かない方法を発見しただけだ。」
とぞのたまっておられます。
いやー、その通りですよね?

でも、失敗しない方がいいのもその通りですね(笑)

ということで、前置きが長くなりましたが今回は「運転手編」です。

実は私自身基本は「運転手」なんです。
勿論解体屋なので手元も兼ねますがww
ということで、私の経験から「運転手」それも「プロドライバーとは?」について経験を踏まえてお話ししたいと思います。

まず、大原則として

 

「運転出来る事と、運転手の仕事が出来る事」

 

は全く異なります。

もしそれが通用するなら、将棋を指せれば名人戦に出場出来、歌を唱えれば歌手になれます。
違いますよね?(笑)

 

運転が出来ることと、それで飯を喰うというのは全然違うんです。

といっても、運転手の仕事をしない方には解りませんよね(笑)

 

無問題!
今から説明させて頂きます。

まずはドライバーとプロドライバーの基本的な違いから。

 

①心構え

そう、まずそこが違います。
それで飯を喰っていると当然、生活はおろか将来まで免許に掛かっています。
ですから先ず
「違反をしない」
免許が無くなったら喰っていけませんからね(笑)

で、異論を唱える方もいると思います。
「プロなら速さが大事だろ?」

いえいえ、それは違います。
プロは先ず
確実に届けること。
そして安全に届けること。
その次に出来る限り早く届けること。
この順です。

趣味なら少々な失敗をしても、大きな成功を収めればそれでOKです。
しかし、仕事では大きな成功をすることよりも小さな失敗をしない事が重要となります。
何故なら仕事はチームプレイだからです。
一人の失敗は必ず他の人の足を引っ張り全体に影響を与えます。
勿論状況によっては違う場合もありますが(笑)

まあ、「基本的には」って事で勘弁して下さいね(笑)

次に

② 安全に届けること

 

これは、「トラブルを起こさずに」届けるということです。
普通に道路を走っていても色々なトラブルがあります。
例えばタイヤのパンクやバースト、エンジントラブルや交通事故ですね。
また、道に迷ったり渋滞に巻き込まれたりなんかもトラブルですね。

解決策としてはパンクやバーストなら普段のタイヤのチェックでかなり防げます。
タイヤに釘などの異物が刺さってないか?
空気圧は正常か?
タイヤの溝は充分あるのか?
等ですね。

異物は何も釘ばかりではありません。
特にトラックなんかだと小石が溝に挟まってる事がよくありますよね?
小石の材質にもよりますが硬い石だと、その石が下に来るたびにタイヤを押します。
それもタイヤは高速回転しているので、1分間に数百回〜1000回程も押されます。
すると押された部分のタイヤ内部のワイヤーが金属疲労をおこし断線します。1本切れると他のワイヤーに負担が掛かり次々と切れていきます。
その時はよくても、どこかの時点でバーストを起こします。
石もチェックポイントなんです。

次に空気圧ですね。
タイヤの空気圧は何もしなくても1ヶ月で10%ほど減ります。
あの分厚いゴムで出来ていて絶対空気なんて通しそうにないタイヤですが、実は少しづつ空気はタイヤを通り抜けるんです。
って事で空気圧が減ったタイヤは変形(たわみ)が大きくなります。大きく変形すると当然内部摩擦で発熱します。
しかもタイヤの内側にはブレーキが付いています。
コイツも摩擦力で運動エネルギーを熱エネルギーに変換して車を止めます。
当然凄い発熱です。
夏でなくても軽く100度を超えてきますから、コイツもタイヤを加熱します。
するとゴムで出来たタイヤは更に柔らかくなり強度は落ち、接地面は編摩耗を起こしバーストを起こします。


最後の空気圧ですが、これも低いと上記の原理で発熱します。
それ以外にも短い釘などが刺さった場合もタイヤに充分山があれば内部まで達せず、すぐにはパンクしません。
点検時に抜いてやれば大丈夫ですね♪
でも、放っておくと、タイヤの摩耗と共に釘は奥深く刺さっていき、ワイヤーを痛めながら内部に到達してパンクします。

あと、トラックのタイヤは(特に空車状態)濡れた路面は恐ろしく滑ります。
舗装の良い場所でもハンドルを切りながら軽くブレーキを踏んだだけで、すぐにスピン状態に陥ります。
雨の日の減速は必ず直線で終わらし、カーブはごく軽く加速状態で(トラクションを掛けるため)抜ける。
これが基本です。

バーストは非常に危険です。
バースト起こしたときにすぐ横に歩行者がいると、破裂したタイヤの破片が身体に刺さり死亡事故にも繋がります。

数十年前までは年間数人がこれで死亡しています。(タイヤ屋さんを含めて)
また、もし高速道路だと前輪なら勿論のこと、後輪でも1本バーストすれば残ったタイヤに急激に負担が掛かるため時間差でもう一本もバーストに繋がる事が多く、横転事故に繋がります。

 

運を天に任せる
から うんてん (運転)って言うんだ。
とか
通れるかどうかの細い道を行くときは、目を瞑ってグッとアクセルを踏め。

ってな冗談もトラック仲間から聞きましたがねww

 

またまた話が長くなりましたので、次回に続編とさせて頂きます。

皆さん、傷つくのも傷つけるのも馬鹿らしいですよね?

充分注意して運転して下さいね?

本日も、「ご安全に!」

 

#運転#安全#タイヤ#バースト#パンク